2025/03/31
税理士事務所に相談が多い5つの事項
コラム
税理士事務所では、税務や経理に関する幅広いサポートを行っています。特に個人事業主や法人にとっては、複雑な税務手続きを専門家に任せることで、大きなメリットが期待できるでしょう。この記事では、税理士事務所に寄せられる代表的な5つの相談内容と、それぞれのメリットを詳しく解説します。
確定申告は、税理士事務所に最も多く寄せられる相談事項のひとつです。個人事業主やフリーランス、複数の収入源を持つ会社員などは、申告が複雑になるため、プロの税理士にサポートを依頼するのが一般的です。
税理士に相談すれば、正確かつ迅速な申告書の作成が可能になります。また、税理士は最新の税法や規制に精通しているため、自分では気づきにくい変更点や見落としがちなルールにも対応してくれることから、法令遵守の面でも大きな安心感が得られます。
さらに、税理士に確定申告の代行を依頼することで、時間や労力を大幅に削減し、他の重要な業務に専念する余裕が生まれるのも大きなメリットです。
多くの事業者にとって、税金を減らすための節税対策は大きな課題です。税理士事務所では、顧客の収入や支出の状況に応じた最適な節税方法を提案し、長期的に税金の負担を減らすサポートを行います。
例えば、青色申告特別控除や減価償却費の計上、法人設立による税率の違いなど、さまざまな手法を駆使して、効率的に税務を最適化します。また、適切な経費の計上方法や資産の管理方法などもアドバイスしてもらえるため、安心して節税対策を進められるようになるでしょう。
新しく法人を設立する際、税務や法的な手続きは非常に複雑で、多くの事業者が税理士のサポートを求めます。税理士は、法人設立時の最適な資本金の設定や、税金に有利な経営構造のアドバイスを提供し、会社の立ち上げをスムーズに進める手助けをします。
また、既存の事業を後継者に引き継ぐ「事業承継」も多くの相談が寄せられる内容です。相続税や贈与税の計算方法、株式や資産の移転に伴う税務手続きについて、適切なアドバイスを受けることで事業の引き継ぎが円滑に行えます。
税務調査は、多くの事業者にとって不安を感じる場面です。税務署からの調査通知を受けた場合、適切に対応しないと追加の税金やペナルティを課されるリスクがあります。税理士事務所では、税務調査がスムーズに進行するよう、事前の準備や当日の対応をサポートします。
税理士が同行すれば、適切な書類の提示や説明が行われ、調査が円滑に進むことが期待できるでしょう。また、万が一指摘事項があった場合でも、税理士が適切に対応し、必要な修正申告や交渉を行うため安心して税務調査に臨めます。
中小企業や個人事業主の中には、日々の経理や会計業務を税理士にアウトソーシングするケースも増えています。経理業務を税理士に任せれば、時間やリソースの節約ができ、本業に専念できるようになるでしょう。
具体的には、帳簿の作成、決算書の作成、税務申告書の提出などを税理士が代行することで、経理の負担が大幅に軽減されます。税務の知識が乏しい場合、経理業務のミスや遅延は大きなリスクとなるため、専門家に依頼すればリスク回避にもつながります。
税理士事務所には、確定申告の代行、節税対策のアドバイス、法人設立や事業承継のサポート、税務調査への対応、経理・会計業務のアウトソーシングといった多様な相談が寄せられます。これらのサービスを通じて税理士の専門知識を活用すれば、事業者は税務や経理の負担を軽減し、本業に集中できる環境を整えられます。
税理士のサポートは適切な節税や正確な申告、スムーズな事業運営を実現し、事業の安心感を高める心強いパートナーとなるでしょう。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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