2024/11/11
クラウドソフトの利用で会計・給与・請求書をまとめ…
コラム
2023年10月から新しくスタートした「インボイス制度」への対応に追われている企業も多いでしょう。
そんなインボイス制度を自社に導入するにあたっては、経理業務の一部をアウトソーシングに切り替えることもおすすめです。
そこで今回は、インボイス制度の導入時に経理業務をアウトソーシングにするべき理由について解説します。
「インボイス制度」とは、簡単に言えば課税事業者が仕入税額控除を受けるための一連の手続きのことです。
インボイス制度では、一定の項目が記載された適格請求書(インボイス)に基づき、消費税の仕入税額控除額を計算したうえで証拠書類を保存する必要があります。
インボイスを発行できない仕入れ先の場合だと、インボイス制度に基づいた仕入税額控除を申請できなくなるのです。
インボイス制度を導入するのであれば、「インボイスの発行」「インボイスの受領・確認」「インボイスの保管」などの業務が追加されることになります。
企業・事業者の規模にもよりますが、多くの取引先と数多くの取引を繰り返すことになるとすれば、インボイス関連の業務だけでも相応の業務内容が増えることになるでしょう。
既存の経理担当者だけでは増加するインボイス関連業務に対応しきれなくなる可能性がありますので、経理をアウトソーシングすることで対応することが望ましいです。
新しい業務が増えることになるインボイス制度の導入は、経理担当者のワークフローを大きく変えて、慣れない業務なので作業効率は大幅に低下してしまいます。
経理業務はそれ自体が利益を生み出すものではありませんから、いかにして効率よく業務を進めて人件費負担を軽減できるかが重要です。
アウトソーシングすることで効率よくインボイス制度関連の業務を進められるようになりますので、人件費効率を下げることなくインボイス制度に対応できます。
インボイス制度は新しい税制制度、これにどのように対応していくかに企業としての価値が問われることになります。
経理業務をアウトソーシングすることで得られるメリットは多く、それはインボイス制度への対応においても同様です。
自社で対応しきれる自信があれば問題ありませんが、そうでない場合は早めに代行業者と相談してインボイス制度への対応を任せてみてはいかがでしょうか。
弊社は税理士事務所のため、最新の情報を提供しながら、安心して皆様の業務に携われるようにしています。お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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