2024/11/11
クラウドソフトの利用で会計・給与・請求書をまとめ…
コラム
従業員の方に毎月支払う給料から天引きした源泉所得税は、原則として、翌月10日まで、管轄の税務署(又は金融機関)に現金で納めなくてはなりません。
このため、月1回、税務署の窓口等に出向いて納税することになり、とても面倒です。
そこで、今回は、毎月の納税をスムーズにする方法について書いていきます。
毎月の納税をスムーズにする方法の1つ目は、キャッシュレス納付です。
キャッシュレス納付をすることで、税務署や金融機関に出向くことなく、お手持ちのスマートフォンやタブレット端末からe-TAXを利用して納税することができます。
キャッシュレス納付には、以下の4つの種類があります。
この4種類の納付方法から、自分に合った方法を選択することができます。
キャッシュレス納付は、いずれもe-TAXを活用しての手続きとなるため、これを利用するためには、前提として、e-TAXに登録する必要があります。
そして、e-TAXに登録したうえで、普段は、書面で税務署に提出している源泉税徴収高計算書を、e-TAXでデータを作成し、税務署に送信する必要があります。
この方法は、キャッシュレス納付とは異なり、対面納付となりますが、より身近なコンビニエンスストアでの納付となりますので、税務署や金融機関の窓口の納付よりは、より手軽に源泉所得税を納税することができます。
毎月の源泉所得税のコンビニ納付には2種類があります。
1つ目が、コンビニ納付(QRコード)です。
この方法は、まず、国税庁のホームページから、自宅で作成・出力した「QRコード」(PDFファイル)をコンビニ店舗に持参します。
次に、コンビニエンスストアのキオスク端末に「QRコード」を読み込ませ、バーコード(納付書)を出力します。
最後に、バーコード(納付書)に現金を添え、コンビニの窓口で支払います。
2つ目が、コンビニ納付(バーコード)です。
この方法は、事前に管轄の税務署に、バーコード付き納付書の送付依頼をしておきます。
すると、税務署からバーコード付き納付書が送られてきます。
これを使って、コンビニの窓口で現金納付します。
現在は、IT技術の進歩で世の中はどんどん便利になっていきます。
源泉所得税の納税手続きは、決して生産的なものではありません。
よって、こういったものは、進歩したIT技術を活用して思い切って省力化し、より生産性の高い仕事につかえる時間を増やしたいものです。
税金に関するお困りごとがございましたら、ぜひ一度、ご相談ください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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