2024/11/11
クラウドソフトの利用で会計・給与・請求書をまとめ…
コラム
近年、さまざまな分野で「デジタル化」というのがキーワードとなっています。
「デジタル化」とは、ITの進化によって、各種情報にアクセスできることで、プロセスを高度化したり、競争優位性の高い新たなサービスやビジネスモデルを実現したりすることです。
これまで人が手作業で行っていたことを、デジタル技術の活用で業務効率化を図ったり、新たな付加価値をつけた商品・サービスを生み出したりする取組みのこと。
世の中のデジタル化の波は、企業の経理業務においても同様です。
今回は、経理のデジタル化をおすすめする理由やポイントなどをご紹介します。
経理のデジタル化をおすすめするのは、以下のような理由があるからです。
●ペーパーレス化に対応できる
社会全体で進められているペーパーレス化は、企業活動においても同様に求められています。 経理業務は、請求書や伝票などさまざまな書類を扱うので、経理のデジタル化を図ることで、ペーパーレス化に対応できるだけでなく、コスト削減、SDGsへの貢献による対外的なイメージアップなどにもつながります。
●マンパワー不足に対処できる
近年、少子化などにより社会全体で労働力不足が懸念される中、経理のデジタル化により、業務効率化が図られ、少ないマンパワーでも業務を進めることが可能になります。
●テレワークなど働き方改革に対応できる
コロナ禍におけるテレワークや働き方改革などにより、多様なワークスタイルが求められる中、経理のデジタル化をすすめることにより、多様な働き方に対応できるようになります。
経理業務をデジタル化すると、「経理業務の効率化」「コスト削減」「労働力をコア業務へ集約」などのメリットがあります。
ただし、メリットだけでなく、「初期費用や管理コストの発生」「移行の手間」「データ管理」「電子帳簿保存法への対処」「社内ルールの作成・実行」などデメリットがあることも念頭に入れておきましょう。
経理のデジタル化をおすすめする理由やポイントはご理解いただけたでしょうか。
一番の理由は、デジタル化を推進していく中で、経理のさまざまな課題解決に寄与できるからです。
経理のデジタル化に伴うメリットやデメリットをしっかりと把握した上で、自社に適した経理業務のあり方を検討することをおすすめします。
また、経理デジタル化へのスムーズな移行作業など、会社の負担になる業務に関しては、経理業務のアウトソーシングなども検討してみましょう。
弊社ではクラウド会計システムを活用したシステム導入支援を行っておりますので、興味がある方は、是非一度ご相談ください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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