2024/11/11
クラウドソフトの利用で会計・給与・請求書をまとめ…
コラム
最近では、給与計算業務を外部に委託する会社も増えています。
「なぜ、給与計算を外部に委託するのだろう?」と労務担当者なら気になるところです。
給与計算業務を外部に委託することにメリットが多いなら、自社も検討してみようと思っている会社は多いはずです。
今回は、給与計算を外部に委託する理由について探っていきます。
給与計算業務には、以下のようにさまざまな業務があります。
● 給与・賞与計算(タイムカードの集計・入退社や人事異動の情報変更・毎月の給与計算・特定時期の賞与計算)
● 給与・賞与振込データの作成および給与・賞与振込
● 源泉所得税や社会保険料の納付
● 年末調整
● 住民税更新
アウトソーシングを委託する会社の考え方や予算、受託するアウトソーシング会社などによって作業範囲や内容が異なります。
給与計算業務のすべてまたは一部をアウトソーシングすることが可能です。
たとえば、勤怠管理は内製化して、給与計算だけ外部へ委託したり、社会保険・労働保険の加入・脱退手続きだけ委託したりさまざまな形態があります。
給与計算を外部に委託する理由は以下のとおりです。
● 定型的・専門的・細かい給与計算業務を外部委託することにより、労務担当者に時間的余裕が生まれて、利益を生み出すコア業務に人員を配置できるから
● 税制や社会保障関係法令など毎年のように改正がなされるので、外部委託すれば法令改正対応や情報収集などの社員の負担が軽減されるから
● 労務部門に欠員が出たときに、新たに従業員を雇用して、教育研修するよりも、効率的であり、さらに人件費のコスト軽減が図れるので、給与計算システムにかかるコストを考えてもトータルコストの削減が期待できるから
● 年末調整や賞与など季節的業務だけ外部委託することにより、労務担当者の負担を軽減できるから
● 給与計算の外部委託契約は、原則として月単位なので、アウトソーシング業者の変更や内製化への柔軟かつ迅速な対応が可能だから
給与計算を外部に委託する理由はさまざまです。
給与計算業務を外部に委託する場合には、自社の労務管理の部門の人員、体制、予算、従業員数などを考慮した上で、現在と将来を照らし合わせて、自社に適した外部委託の方法を検討しましょう。
給与計算を外部に委託したほうがコストを削減できる場合もありますので、アウトソーシング会社に一度お見積もりをお願いしてみるのもいいかもしれませんね。
弊社でも給与計算をはじめ、勤怠管理や会計についても対応しておりますので、お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
K&P税理士法人
山口 貴澄
経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援
大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド(現ITパスポート)、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。
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