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2022.08.29

自社内での経理とアウトソーシングのそれぞれのメリット・デメリット

経理業務は専門的知識とスキルが必要です。

最近では、経理業務を自社内で行わず（内製化せず）にアウトソーシングする事業者も増えています。

今回は、経理業務に関して、自社で内製化する場合とアウトソーシングする場合のそれぞれのメリット・デメリットについて探っていきましょう。

１．経理を内製化するメリット

経理業務を内製化するメリットは以下のとおりです。

●経理のノウハウやスキルを社内に蓄積できる
●将来の人材育成につながる
●社員のモチベーションがアップする
●社員の高いパフォーマンスが期待できる
●業務が効率的かつスピーディーに行える
●業務依頼時のプロセスがシンプルに行える
●柔軟で臨機応変な対応ができる
●外部委託費用はかからないのでそのぶん外注コストが削減できる
●セキュリティが向上する

２．経理を内製化するデメリット

経理を内製化する際には、メリットだけでなく、以下のようなデメリットもあることを押さえておきましょう。

●人件費が固定化する
●人員調整が必要となる
●人材育成に時間と費用がかかる
●設備投資や運用コストがかかる
●コスト意識が低くなる
●経理業務に必要な法改正などにキャッチアップする必要がある
●社内の戦略や課題解決に必要な経験やスキルに社内リソースだけでは限界がある

３．経理をアウトソーシングするメリット

経理業務のアウトソーシングをするメリットは以下のとおりです。

●外部の経理に関する高い専門性のある知識やノウハウを活用できる
●本業に集中でき時間的余裕が生まれる
●従業員を雇用しなくてすむ
●予算の範囲内で必要な業務だけを外注できる
●従業員を雇用して、教育研修するよりも、効率的でコスト削減も図れる
●経営判断や戦略策定が迅速にでき、かつ効率的に経営が行える

４．経理をアウトソーシングするデメリット

経理をアウトソーシングする際には、メリットだけでなく、以下のようなデメリットもあることを念頭に入れておきましょう。

●アウトソーシング費用が発生する
●経理業務のノウハウが社内に蓄積しない
●経理人材の育成ができない
●アウトソーシング会社選びを誤ると自社固有の状況を理解してもらえない

５．まとめ

経理を内製化するのかアウトソーシングするのか、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自社に適した方法を選択することをおすすめします。 そ

れでも、経理の担当者が退職してしまった場合など、緊急事態の場合には、経理業務のアウトソーシングを検討してもよいでしょう。

弊社では、最初のご面談の際に、簡易的なヒアリングを行い、具体的にどのような対応ができるのかご説明した上で導入をご検討いただいております。お困りの場合には、是非お気軽にお問い合わせください。

この記事を担当した専門家

K&P税理士法人

山口 貴澄

専門分野

経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援

経歴

大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド（現ITパスポート）、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。

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