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2021.05.31

初めて経理のアウトソーシングをする時に失敗しないための方法

経理業務のアウトソーシングは、経理担当者の突然の退職に対応するときや、経理業務の効率化やコストダウンなどを図るときなどに有効です。

しかし、せっかく経理業務のアウトソーシングをするのに、ポイントを押さえていないために、効果が出なかったり、失敗してしまったりしては意味がありません。そこで、はじめて経理業務をアウトソーシングする場合に失敗しないための方法について押さえておきましょう。

１．初めての経理のアウトソーシングでよくある失敗事例

事業規模や業種によって業務内容の範囲が異なることから、経理業務は企業ごとに違いがあります。そのため、なんの準備もせず、アウトソーシングしても、思ったように社内工数が削減できなかったり、想定以上にコストがかかってしまったりして経理業務のアウトソーシングを中途で断念してしまう失敗事例が数多く見受けられます。

このような失敗事例にならないためにも、アウトソーシングする前の入念な準備が大切となります。

２． 初めての経理のアウトソーシングでも失敗しないための方法

初めての経理のアウトソーシングでも失敗しないための方法としては、以下のようなことに留意することが重要です。

●コスト削減、人材不足、経理業務の効率化・早期化など自社のアウトソーシングの目的の優先順位を決めて明確化しておきましょう。
●自社の経理部門の業務フローを明らかにしてアウトソースする業務を洗い出します。日次業務・月次業務・年次業務のうち、どの業務をアウトソーシングするのかを決定しましょう。この場合に、アウトソーシングの選択肢以外にも、社内の人事異動や派遣社員の登用などの選択肢も併せて検討しましょう。
●アウトソーシング候補会社と面談し、見積書を提出してもらい、アウトソーシング会社を決定します。ここでは、アウトソーシング会社と自社の経理業務フローの共有化を図ることが重要です。経理業務マニュアルがない場合には、丁寧に経理業務フローを説明する必要があります。アウトソーシングの形式や料金体系など、しっかりと確認することが肝心です。

３．まとめ

はじめて経理業務をアウトソーシングする場合に失敗しないためには、自社の分析、アウトソーシング会社の選定、アウトソーシングする業務や予算の明確化などの準備が必要です。

貴社に合った有効な経理業務のアウトソーシングを実施するためにも、入念な準備をすることをおすすめします。

弊社では経理業務アウトソーシングに対し、業務フローの見直しから対応が可能ですので、お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

この記事を担当した専門家

K&P税理士法人

山口 貴澄

専門分野

経理業務改善、経理体制構築、クラウドツール導入支援

経歴

大学卒業後、建築業界、学習塾の教室長などを経た後、ベンチャー企業の経理業務に従事。
その後、中小企業の経理業務の効率化に貢献したいとの思いから、会計事務所業界に転身し、2020年にK&P税理士法人へ入社。
前職で多業種から経理業務改善の相談に対応した経験から、クラウド・ITツールを活用した経理フローを構築し、経理業務の負担を圧倒的に軽減する提案に定評あり。
特に、マネーフォワードのクラウド会計の導入支援を得意とするほか、初級シスアド（現ITパスポート）、Excel表計算処理技能認定試験1級も保有。

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